布を買いに行った。
縦長の窓にずっとブラインドのようなものをつけたいと思っていたから。気を効かせたのか、主人が買ってきてくれた布は縦も横も生地が足らない。寸足らず。リビングに3か所もあるそれの真ん中に寸足らずの布。 ふんどしみたいだ。
ふんどしみたいだなぁとぼんやり眺め続けて2年。
ちょっと額縁に入った絵みたいに見えたらおもしろいかも。と布を買いに行った。
みんなで行ったもんだから意見が割れて割れて結局白。ベージュに白の柄。問題はここからだ。
ミシンだ。ミシンが嫌い、苦手。買ったはいいがしまいこんでいたミシンを出して縫ってみる。
なーんだ。こんなに簡単に縫えるものだったのか。ミシンといえばリッパーの記憶しかないのだ。ミシンがガタガタと動かなくなったり、とか。最後まで縫えないとか。仕上がらず断念、とか。
こんなにトラウマにまみれていたことのほうがびっくりだ。なんだ、楽しいじゃないか。仕上がったじゃないか。ふん♪ふん♪ふん♪
光が窓にさすと白い柄が濃いベージュに変わる。夜になると白い柄が浮き上がる。それもちょっと楽しい。
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