毎晩こどもたちと3人で寝ている。明かりを消して真っ暗闇になると、ガリバーみたいに身動きがとれなくなる。普段はおくびにも懐いてこない長女が右腕にぎゅっとしがみつき、寝る直前までジタバタしていた次女っこが左側から胸に顔をうずめてくる。
起きているときはYouTubeに夢中だったり、こちらが聞くことに一言二言かえってくればいいほうなのに、堰を切ったみたいに交互に、学校のこと、感じていること、他愛のないあれやこれやを我さきにと話し出す。
すべては暗闇のせい?
こどもに話を聞きたいなら学校から帰ってすぐはだめだよ。精いっぱい気を張って疲れてきてるから。お風呂場が一番いい。ふっと糸がほどけるから。
その言葉を聞いてからお風呂場でぺちゃくちゃ話すようになったけれど、お風呂は一人か姉妹であれこれ話すのが楽しいみたいだ。
夜は一緒にがっつり寝てしまうので大抵ぺちゃくちゃ話したことは私自身も全く覚えていないけれど、暗闇の中に身を置くと、悲しかったり、楽しかったり、寂しかったり、動揺したり、ドキドキしたり、その日感じた感情が色濃くフラッシュバックして浮き上がってくるんだろうな。
オチも脈絡もない言葉の投げ合いを最近愛おしく感じる。
コメント